シャローエリアとモンモンさん 出演: 左近充 直樹(スーパーアングライダー)



年間、150匹以上のヒラスズキをランディングできる事

厳しいかもしれないが、弊社ヒラスズキ用ルアーモニターの基準がその位なのだ、
口が上手いとか、人付き合いが上手、雑誌に露出がある。なんて、私達の考える“道”とはなんら関係がない「無名でも本当の本物を応援したい」という弊社の方針でもある。

「鹿児島は、ヒラスズキが沢山釣れるからいいですね」 なんてよく言われる
しかし、鹿児島のヒラスズキアングラーがみんながみんな沢山ヒラスズキを釣っているか?と言われれば「NO」だ。

だいたいのアングラーが、頑張ってせいぜい年に10匹〜20匹止まりだろう。
年間、コンスタント150匹〜200匹以上ヒラスズキを釣る事が出来る鹿児島のスーパーアングラーの数は、自分の知る上では、弊社モニター(左近充 直樹) と、(古川 公也)の2名しかいない。

果たして、その差はいったい何なんだろうか?

その答えは、ズバリ「シャローの攻略が出来ているか否か」にある
シャローの磯は、風に敏感だ、ちょっとした風でそのフィールドに、「使える」程の波が立ち、サラシが広がる訳である。

波が立つ日が多いと言う事は、当然磯でのヒラスズキ釣りが成立する日が多いのである。

そのシャローエリアは、波による流れが発生する。勿論、浅いので当然流れは顕著に出る。

波によって剥がされた海苔や、酸素+堆積物の相乗効果で活性化したプランクトンなどを食べにベイトが集まる。すなわちシャローエリアは、ヒラスズキが接岸する要素が、年間を通してみて一番多く揃う場所なのだ。

彼等はシャローエリアのちょっとした岩の裏や、くぼみや、スリット、に付いている。
波の流れに押し流されないように、頭上にベイトが通過するのを待っている。



波の頭を越せるルアーが基本!モンモンさんをフルキャスト!!
フローティングルアーは届かないのが多い!

シャローの磯はブレイクラインが遠いのだ 当然だけど
まぁミノーでは届いても途中で引っ掛かる可能性高い。
魚の意識しているレンジともズレているのでレンチャンはあまり期待できない。


リトリーブ中〜〜「フンフンフ〜ン」
ラインスラッグを適度に出し、モンモンさんの動きに自由度を与えます。
風の強さによって、ロッドティップの立てる角度を変えます

さぁ!次の波にモンモンさんを乗せてスリット方向に流してアプローチ

「ナンカキタ!!いいサイズだよ!!」

流れてくるルアーに反射的にアタックしてくる
本能的に反応する彼等に迷いは無いのだ。



こんなんいました〜70後半、アフターでちょっと痩せてるが、いいサイズだ
サスガである

シャローのスリット推定水深1.3mのスリットから飛び出してきた。シャローのスリットやポケットの広さによって、そこに居つくサイズや、頭の向き、数がだいたい決まってくる。決して深ければいいという訳ではないようだ。




場所移動、違うポイントでも・・・水深70cm位です
シャローの磯は写真で磯の違いをあまり感じないが、どの写真も気持ちよく見える
ま、それほど遠くで波が崩れるシャローである。



55センチくらいのパカパカ跳ねる元気モンです。
シングルフックがバレにくくとても有効です。
こいつが居たところは、水深70センチ以下である。このぐらいの水深になるとシンキングペンシルの独壇場である。



水深70センチ程度の水深でレンチャン!!
もうこの人、入れ食いが止まんない・・・キャスト&ヒット!!群れで追ってきて食ってくる!!



「このサイズでもレンチャンは楽しいね〜」
思わずスーパーアングラーの目元もほころびます

シャローの磯でのレンチャンは何時間も止まらない事もあります
一日に20匹以上キャッチ出来る日も年に何度かある。
80センチオーバーの群れが大挙として押し寄せる事もある。
年間200匹以上ヒラスズキを釣るには単純にそんな日が10日あれば十分である。

シンキングペンシル+シャローの磯さえあれば、こんなに楽しいヒラスズキ釣りが簡単に堪能する事が可能である。


UZUのモニター達は、自然を感じ、自然に合わせ、いとも簡単にヒラスズキに口を使わせる
私達UZUの造ったルアーの意味を最も理解して、必要としていた存在でもあると言っても過言ではない。


天気図と風の関係や、黒潮の接岸による引かれ潮の関係、淡水の流入や、風向きでのシャローの選定方法やetc・・・細かく言えばもっと沢山の要素が絡み合っているが、また別のチャンスに
ご紹介したいと思っている。