カンパチポッピングは厳しいぜよ 春場所

「リール巻け巻け!!腰が引けてるぞ〜!!」
野次が飛び交ういつもの光景だ、
誰でも頭ではわかっているのだが、そう簡単にはリールを巻けないし、うまくいかない

だってカンパチの野郎スッゲー手強いんだもん

6キロ程度のカンパチとガチで勝負して、一日2台リールを壊した事があります。(マジで)

ショアからの彼等は本当に手強く、アツくさせられるターゲットだ
特にストライクチャーを見つけた時の彼らは、腰が攣り、膝が折れ、声が漏れる程突っ込む。

ロケーションが堤防で無ければ、岩的orテトラ的ストライクチャーがもれなく付いてくるもんである
オフショアでの「ストライクチャーから離す」釣りではなく、ショアでは「ストライクチャーに寄せる」釣りになってしまう。

オフショアでカンパチ経験の有る方は、「そこまでないんじゃない?」と思うかもしれないが、
実際、あのテンションを10フィートガチンコロッドで、しかも、手前のストライクチャーに突っ込まれないようにコントロールしながら巻き続ける事は、至難の業!!

自分がショアカンパチをはじめたての頃は、黒星続きで、獲れるシステム、タックル、獲る方法、
など試行錯誤しては、またヤラれて、の連続だった
チクショウ、青すぎるぜ俺・・・と、下唇を噛みしめていたもんだ


このサイズになると、腕はプルプル、足はガクガク、何処で掛けて、何処でズリ揚げるor抜く を事前に決めていた方が無難です、左近充(サコンジュウ)御大、
デカイってば!!余裕の6キロオーバー!!
ラッパのジョニー ピンクのUHAでう〜んサスガです。
春場所は彼の一人勝ちで終了!!一人で20キロ以上釣ってま〜す。
キャメラマン今村真央←春場所パチボウズ



ショアカンパチについての考え方についてちょっと言わせてね

(昨年のショアジギング講習会の風景写真、皆さん御参加ありがとうございました)

去年、ショアジギングの講習会なるものをやってみたのですが、意外と好評だった
わざわざ県外からの参加者もあったのだが、9割は鹿児島の地元アングラーでした
アングラーの青物タックル浸透率には、正直超びっくりした
みんな全員と言っていいほど凄いタックルを持っているのだ!!

しかし、最近、明らかにアベレージサイズも危ういようなタックル&システムでフィールドに来られる方も増えたのも事実、青物フィッシングが、とても気軽に出来るような環境ならではの問題である

「カンパチの引きだけ味わいに来たんです。あわやくば・・・って気はありますが、ブレイクされて当たり前なんですよぉ アハハァ」
ネットで場所と、断片的な情報だけを調べてきたそんな方は、きまってこう言い逃れる。

ショアカンパチに最適なタックルは、はっきり言って高くて、それ相当な覚悟が無いと揃えられる物ではないない。自分の推奨するタックルや獲り方が、必ずしも正解ではないと思っているし、無理強いしている訳ではない。

決して「やわなタックルでカンパチに挑む」事が問題ではない、
先程の発言に対する問題点は、「魚の引き」だけがこの釣りの全てなのか?ブレイクされて悔しくないのか?である

いま持っている最強のタックルでブレイクされたとしても、「次こそやられてたまるか!!」とアツくなり、奮い立ち、獲る為の試行錯誤を繰り返してこそがこの釣りの楽しさではないかと思う。

私がいいたいことは「やるんだったら一生懸命やろうよ」である。
サワヤカに、やられて当たり前の釣りなんてするな!ショアからのカンパチ釣りは、イバラ交じりの泥試合なのだ、這い蹲って、意地になって、獲れる方法を編み出してこそ、そのスキル。
一生懸命試行錯誤して、やっとキャッチできた時の1匹の写真は、一生の思い出になるのだ。