左近充 直樹というヲトコ | ||||||
不治の病、熱釣症、 ここ鹿児島でも、数名の感染者が確認されている。 ある人は、GTを求めて島に移り住んだり、 またある人は、生活の全てを釣りに捧げたりと 病状は様々、釣る魚種が豊富なのも病状の悪化に一役買っているようである。 そんな熱釣症患者の中でもひときわ末期症状なのが今回ご紹介する「彼」 薩摩半島の香車、左近充 直樹(サコンジュウ ナオキ)である。 南薩摩でヒラスズキをする人で、彼に会った事がない方は、正直モグリか、 見当違いの所で釣りをしています。 そう・・・いつもどこかに居る、常に来るバイクのカレが彼なのである。 ぶっきらぼうな物言いと毒舌で、気を悪くした方も少なくはないだろう、 しかし彼は、長年の経験と蓄積した莫大なデータを元に、実は「当然」の事を語っているだけに過ぎないのである。 実は、自分がバイクで釣りに行くきっかけとなったのも、彼の影響で 今後ガソリン代が高くなってくると、我々バイクフィッシング野郎が増殖するだろうと勝手に推測している。 (追い追い記事にする予定) そんな彼から電話が入った、南薩摩の磯で、90センチを超えるトロフィーを上げたそうだ 90センチオーバーのヒラスズキは、磯ヒラ師にはまさに夢の、憧れのターゲットである。 何しろ、毎年200本以上のヒラスズキを手にする彼ですら初めての経験だった。 波がある日も無い日も、雨の日も、寒くて、凍えそうな日も、時間の許す限り彼はバイクに跨り、 磯、ベイト、潮流、のチェックを欠かさなかった まさに、彼の努力の賜物である。 「やっと90釣れたよぉ、長かった〜」と電話越しに語る彼の目はきっと潤んでいたに違いない。 「おめでとう!これで心おきなく引退できますね」と彼を冷やかしながらも いつまでも私達の道標であって欲しいと願うのであった。 |